2月22日先輩の東出さんが癌で亡くなった。
僕はそれを聞いたときぜんぜん信じられなかった。
いや信じたくなかった・・・
すごく悲しかったけれどもう帰らない永眠したのだ。
僕は東出さんの最後のレース寛仁親王杯でも一緒だった。
あの時東出さんは連日レース後医務に駆け込んでいた。
精一杯力を振り絞って命懸けでレースを走っていたのだ。
千葉勢みんなで東出さんに休んでもらったほうがいいんじゃないのかと持ちかけたところ
『たのむ俺はこの特別競輪が最後になるかもしれない、だから最後まで走らせてくれ』
と、みんなもう何も言うことは無かった。
今思うと、東出さんは生きている間いつも命懸けでした。
厚木北高校柔道部の三好先生とこんな会話をしていたのを思い出した。
僕:『三好先生休む時間あるんですか?』
先生:『死んだらいくらでも休めますよ!だから今がんばるんです!』
と話してくれました。
僕はそんなこと考えてもいなかったし自分はまだまだだなぁと思っていました。
東出さんは、いつも鬼気迫るものがあり
いつも自分を追い込んでトレーニングしていました。
だから超一流になったんだと思う。
僕は東出さんの叶えられなかった夢を一つでも多くかなえる人生にしようと
東出さんの夢も背負ってこれからまた走り出します。レースで一緒になったときなど
いろんな話をしていろんなことを東出さんから学んだ事を思い出します。
競走一緒に走るときは、いつも僕を中心に考えてくれて、
東出さんと一緒の時は大きな信頼をもって競走に挑むことができたんだ。
だってブロックが半端じゃなかったしそれをみんな知っていたし
ミスターブロックといわれていたくらいだから
これからも僕の心やファンの皆さんの心には永遠に刻み込まれ
いつも空から見守ってくれると思います。
東出さんありがとうございます。
永遠の眠りにつくことになるけれど
ごゆっくり休んでください。
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